マリオネットの特徴
マリオネットは主に人形の主要な部分、頭、肩、関節、手足に糸をつなぎ、コントローラー(操作盤、手板とも呼ばれる。)で操作する人形です。人形の体を支えている常にピンと張っている糸を「キキ糸」といいます。頭、肩等につながっている糸です。また、その他の手足、小道具等につながっている人形の動きを多彩にしていく糸を「遊び糸」といいます。糸の数は人形にあわせ、へびやミノムシの様に簡単な形状であれば3本程度。人型の人形等になってくると、10本以上となる人形もあり、顔のパーツも動かせる人形もあります。
すべてが糸でつながっている人形の他に、頭はピアノ線(鉄の棒)でつながっており、手足を糸で操作するタイプの人形もあります。
マリオネットの動作
マリオネットはコントローラーを利き手で持ち、遊び糸をもう片方の手で操作します。マリオネットは役者と人形が糸でつながっており、常に一定の距離を離れた状態で操作することになります。棒で操作する人形とは違い、もどかしさを感じる事も多いと思いますが、人形が独自に動いているような感覚はマリオネット特有の魅力です。鏡の前で、人形の重さを感じ、人形の動作を確かめながら練習するとマリオネットの魅力を感じられると思います。
その他
マリオネットの糸には、タコ糸や、テグス(太い釣り糸のようなもの)が使用されていることが多いです。「人形の写真」でマリオネットの紹介をしております。