照明
照明は会場の照明だけではなく、できるだけ舞台にも使用しましょう。天幕のある舞台では照明は必ず必要になりますし、天幕のない舞台でも、人形が影になって表情が見えにくくなってしまっては観客が集中できなくなってしまいます。会場が暗め、舞台が明るめというのが理想かと思います。
照明は舞台を明るくするだけではなく、雰囲気を作り出すこともできます。楽しい場面は明るく、悲しい場面は少し暗く、雷などがあるシーンでは点滅させるのも良いと思います。赤色系統の電球を使うと、暖かみや情熱、明るさを表現し、青色系統の電球は冷たさや冷静、恐怖を表現します。ブラックライトを使用すれば幻想的な場面、夜の場面を表現することもできます。
スポットライトは、舞台の外から照らす照明ですが、舞台照明の種類としては舞台の前部上からつり下げ、広く照らす「トップライト」、舞台の両サイド中頃につり下げる「ボーダーライト」、舞台の蹴込(けこみ)より下に取り付ける「フットライト」等があります。
会場を暗くする場合、舞台から光が漏れていては観客が眩しくなってしまいます。ガムテープで目張りするなどして、舞台の外からのチェックが必要です。劇風、会場にあわせ、観客から見やすい照明を選びましょう。
照明はホームセンターで売っている部品で作ることができます。調光器があれば、ライトイン、ライトアウトもスムーズに行うことができます。(LED電球は調光器に対応していない電球もありますので、確認が必要です。)照明を少し暗くする場面も調整が簡単です。会場のブレーカーが落ちてしまってはいけませんので、すべての電球のワット数は確認しましょう。また、調光器の許容量を超えると、火災の可能性もあります。注意しましょう。